2020.10.7

2020.10.30

資金繰り把握の為に個人事業主は資金繰り表を活用しよう!

個人事業主も中小企業と同様に、資金繰りが厳しくなることが起こり得ます。

そこで個人事業主の方も資金繰り表を活用すれば良いのですが、実施したことのないものには抵抗がある方もいるでしょう。

そこで本記事では、個人事業主の資金繰りを把握する方法や、資金繰り表簡易作成ツールについて解説していきます。

個人事業主であっても資金繰り表は作成すべき

個人事業主であっても資金の流れを把握するために、資金繰り表を作成する事をおすすめします。

資金繰り表には、過去から現在の資金の流れを見える化する「実績資金繰り表」と、数ヵ月先を予測する「予定資金繰り表」があります。

まずは、過去から現在の資金の流れを表す「実績資金繰り表」を作成し、資金の流れを把握しましょう。

個人事業主の資金繰り表では、本業からの収支を表す経常収支と、本業以外からの収支を表す経常外収支の区分分けは厳密にしなくても、収入と支出の記載が明確であれば良いでしょう。

個人事業主には日繰り表がおすすめ

資金繰り表には、1ヵ月ごとに記入する「月繰り表」と、毎日の入出金を記入する「日繰り表」があります。

個人事業主の場合、資金の流れが活発だったりしますので「日繰り表」がおすすめです。毎日記入するのが手間であれば、少なくとも1ヵ月ごとに記入する「月繰り表」を作成しましょう。

売掛金や買掛金など掛け取引が多い業種は、特に資金繰りに注意を払う必要があります。

案件ごとにいつ売掛金が回収できて、いつ買掛金を支払うかを把握しておくべきですので、「予定資金繰り表」にそういったタイミングを記入しておきましょう。

資金繰り表簡易作成ツールについて

「資金繰り表簡易作成ツール」は、現金の入出金を入力することで、自動的に資金繰り表が作成できる便利なツールです。

操作マニュアルや項目の説明が付いており、エクセルでフォーマットができているのでどなたでも活用可能です。

<資金繰り表簡易作成ツール>

https://www.higobank.co.jp/corporate/tool.html

資金繰り表簡易作成ツールの手順について

「資金繰り表簡易作成ツール」の「項目の説明」シートをチェックすると、どのような項目があるのかが確認できます。

項目は大別すると、I. 営業性入出金とII. 借入金の2つに分かれ、Iの営業性入出金は「入金」と「出金」の2つに大別され、各項目が細分化されています。

IIの借入金は、「調達」と「運用」の2つに大別されて、各項目が細分化されています。

「操作マニュアル」のシートには詳しい説明が書かれているので、TOPのシートで操作を始める前にチェックしましょう。

資金繰り表簡易作成ツールの利用方法

まず「手順1」で「新規作成」のボタンを選んだ後、「A.内容ごとに、まとめて金額を入力」または「B.内容ごとに、1件ずつ個別に金額を入力」のいずれかの入力方法を選択し、「選択ボタン」をクリックします。

その後、「手順2」に進み、選択した入力方法で、「入力シート」に入出金の金額を入力していきます。

「手順3」に進み、入力が終了したら、「資金繰り表作成」のボタンをクリックし、資金繰り表を表示させ、内容を確認しましょう。

「手順4」では、出来上がった資金繰り表を基に、今後6ヵ月間の資金繰り予定を検証します。

「手順5」では、修正内容の有無を確認します。入出金予定額または借入額、借入返済額などを修正する場合は、手順2の「入力シート」に戻り、内容を修正しましょう。

資金繰り表の作成が完了したら、ご自身のパソコンの作業フォルダーに名前を付けて保存してください。

まとめ:資金繰り把握の為に個人事業主は資金繰り表を活用しよう!

個人事業主も資金繰りを把握するために、資金繰り表を作成すると良いので、今回は、「資金繰り表簡易作成ツール」について紹介しました。

ご紹介したツールを使うと項目を含むフォーマットができているので、入出金の金額を入力するだけで自動的に資金繰り表が作成できます。

便利な資金繰り表簡易作成ツールにご興味がおありでしたら、ぜひ試してみてください。

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