「不況の中で生き残りをかけて経営をしているが大切なことを見失っている気がする…」
「長く経営をしていくなかで大切にしなければならないことが知りたい…」
経営難や不況に直面すれば、さまざまな悩みや心の迷いが生まれてくるものですが、それを乗り越えることができている会社は、経営者に秘密があります。
本記事では、不況でも生き残るためには社長にどのようなものが必要なのかについて解説していきます。
Contents
経営者たるもの人格を磨くこと
経営者にとって必要なものとして、
- 数字に強い
- いざというときの判断力がある
- 高い営業力を持っている
などを挙げることができますが、何より人を惹きつける人格も大切です。
なぜ人格が経営に影響するかというと、そもそも会社は人が集まって事業を進めていく必要があるからです。仮に数字に弱い経営者であれば、数字に強い経理担当を置くことでそれをカバーすることができますし、営業力がなく技術面に長けている経営者であれば、営業のできる人材を雇うことで補完することができます。つまり、足りないものは補うことで組織をまわすことができるのです。
しかし、人格に難があり、経営者が誰からも煙たがられる人間性であれば、どんなに優秀な人材を雇ってカバーをしたとしても、いずれは人がついてこなくなってしまいます。社長の人間性というのは会社に影響するもののとして考え、ワンマン経営であればなおさらその重要性を意識して経営すべきでしょう。今まで目に見える形だけを追いかけていた経営者は、自分を知ることからはじめてみてはいかがでしょうか?
社長の器の大きさと会社は比例する
特に中小企業では、社長の力量、器というのが会社の規模と比例します。言ってしまえば、会社を大きくするのであれば、社長自信の器も大きくなければ支えることができないのです。そして、社長としての器を大きくするには、人間的に成長しなければなりません。
また、小手先の手法で売上が一時的に伸びたとしても、社長としての器が小さければ経営が悪化したときに右往左往してしまい、重要な決断が下せずに赤字を垂れ流してしまうという事態にもつながるでしょう。情勢の変化により縮小しなければならないタイミングであっても、それができないことで傷口が広がったり、著しい経営悪化のなか、なんとか頑張らねばと間違った努力により破産ということも考えられます。
経営において経営理念は大切なもの
事業拡大ができている会社の社長が持つ経営理念は、いずれの会社も社員に浸透できています。また、松下幸之助のように優れた経営者の社訓などは残り続け、それに従うことで会社を存続できています。そして、経営理念を明確にすることは、社員のモチベーションを高めたり、社会からの共感を得る効果が期待できます。
不況を乗り越えることで経営者は成長する
不況、売上低迷などのマイナス要因は、経営者にとっては直面したくない状況であることは間違いありません。しかし、長く経営していれば停滞や低迷という事態は起こり得ることですので、それをどうにかして乗り越えていく力が必要です。特にこれまで、お金が全てと思っていた方は資金が枯渇していくと余裕もなくなり、倒産してしまえば立ち直るのも難しくなります。もし、不況に直面した場合は成長するチャンスと捉え、お金に縛られることなく、冷静に対処する心持ちが大切です。
まとめ:不況でも生き残る!社長に必要なこととは?~人格・器・経営理念~
いかがでしたか?今回の内容としては、
- 社長が優れた人格の持ち主であれば社員はついてくる
- 社長に足りない力は雇うことでカバーすることができる
- 社長の器の大きさと会社は比例する
- 不況を乗り越えることで経営者は成長する
という点がポイントでした。特に中小企業では社長の器や力量というのが成長に大きく関わり、それは不況を乗り越える面においても影響してくるものです。社長に必要なものは何であるのかという点を考えることは、経営を左右するものですので、今まで俯瞰されてこなかった方はそれらに目を向けてみてはいかがでしょうか?
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