ファクタリング業者はどのようにして選ぶべき？選ぶ際のポイントを解説！

「資金繰りに行き詰まり、銀行融資を待つ余裕がない」「急に資金が必要になった」そんな時の資金調達の方法として、ファクタリングというサービスがあります。

ファクタリングは、支払い期日到来前の売掛債権を買い取って現金化してくれるサービスで、とにかく「早く資金調達をしたい」という事業者に重宝されています。

しかし、業者選びを間違ってしまうと大きな失敗につながります。そこで本記事では、ファクタリング業者の見分け方と、業者選びのポイントについて解説していきます。

ファクタリングの業者の見分け方

ファクタリングとは、サービス会社に売掛債権を譲渡することで、入金期日を待たずに現金を手にする方法です。自社はファクタリング会社に手数料を支払って、債権を買い上げてもらい、取引先から支払われる売掛金はファクタリング会社に渡ります。

また、資金繰りに余裕のない事業主や、仕事の依頼から入金までのタイムラグが持ちこたえられない場合などにも利用されます。

ファクタリングは、違法ではありませんが手数料の利率などを定めたルールが、現行では存在しません。そのため、業者選びを間違えると今後の事業経営に暗い影を落としかねません。

ファクタリング業者を選定するときのチェックポイントは下記になります。

まず、ホームページなどでファクタリング会社の情報に行き着いたのであれば、そこに所在地や代表者の記述があるかを確認しましょう。ファクタリングはネットや郵送だけでも契約ができますが、トラブルを回避したいのであれば、実際に出向いて会社の所在を確認した上での契約が安心です。

ファクタリングは様々な取り決め事項を契約書に沿って実行します。契約書の内容と業者の説明に食い違いはないか、漏れている事項や自社に不利な追記はないかなど、必要箇所は必ず確認しておきましょう。

契約書を作成しない、もしくは控えを渡さない業者との取引は危険です。ホームページなどをみると、「即日」「手数料が安い」など甘い言葉が書かれていますが、取引には必ずデメリットがあります。メリット、デメリットの両方について説明してくれる業者を選ぶと安心です。

ファクタリングの手数料は、各業者の裁量に委ねられています。相場と比べて手数料が高すぎることはないか、細かくみておきましょう。ファクタリング業者は万一、貸し倒れなどになると大きな損失を被ります。

従って、買い取り前には必ず書類審査が実施されます。「提出書類が少ない」、「審査がほとんど実施されていない」などであれば、何かしら裏があると思ったほうが良いでしょう。

以上のチェックポイントを元に、適切な判断で優良業者を見分けてください。

ファクタリング業者はどのようにして選ぶべきか

ファクタリング業者を選ぶときのポイントは、優良業者であることに加えて自社にあった業者であることが必要です。

• 自社の債権に強い業者であるのか
• 2社間、3社間ファクタリングのいずれに対応しているのか
• 売掛債権の大きさの規定はあるのか

まず、自社の持つ債権の種類によってそれに強い業者を選びましょう。医療債権などの業種債権は特にそれを得意とする業者と、そうでない会社では手数料に大きな差があります。

また、ファクタリングには、売掛債権の額に対して手数料が発生します。そのため少額の債権の買い取りには応じないなど、最低金額の規定を設けている業者があるため、自社が譲渡したい売掛債権を、買ってくれるのか調べておく必要があります。

まとめ：ファクタリング業者はどのようにして選ぶべき？選ぶ際のポイントを解説！

良いファクタリング業者の見分け方や、自社にあった業者を選ぶポイントについて紹介してきました。

ファクタリング業者を名乗る、ヤミ金も実は存在しています。現金化を急ぐあまり業者選びの判断を誤れば、命取りになりかねません。ホームページの華やかさや、甘い釣り文句に目を奪われず入念にチェックして、良い業者を選びましょう。