ファクタリングは業者選びが肝心です。現行、ファクタリングは合法ではありますが、法律に定められたルールがないため、手数料などは業者それぞれで決定されています。
ここでは、安心できて手数料が利口なファクタリング会社を選ぶためのポイントや、注意点について解説していきます。
Contents
おすすめ会社と選び方
ファクタリング会社を選ぶときには、まず銀行系の会社にするのか、ノンバンク系の会社にするのかを検討しましょう。手数料が安価で、安心感が高いのは断然、銀行系ファクタリングです。都市銀行や地方銀行、その関連会社が実施しています。
しかし、銀行系の業者は、審査に時間がかかること、信用の高い債権のみにしか対応していないこと、3社間ファクタリングのみの対応であることなどがネックとなります。
ノンバンク系であれば、審査時間は素早く、2社間ファクタリングにも対応しています。ただし、中には悪徳業者やヤミ金が混ざっていることもあり注意が必要です。ノンバンク系のファクタリングを利用する際は、契約内容や会社の実態について細かく確認し判断するようにしましょう。
【銀行系のおすすめファクタリング会社】
- 三菱UFJファクター
- りそな決済サービス株式会社
- SMBCファイナンス
【ノンバンク系のおすすめファクタリング会社】
- ベストファクター（株式会社アレシア）
- OLTA株式会社
- 株式会社ビートレーディング
ファクタリング会社を選ぶときの注意点
ファクタリング会社は、業者それぞれで買い取り最低額を設定しています。買い取った債権の額に応じて手数料を課すため、少額には対応していないところがあります。まずは、自社が譲渡しようとする債権額に対応している業者を探しましょう。
また、ファクタリングは借り入れではありませんので利息はつきませんが、手数料が発生します。手数料は業者によって異なります。中にはかなり高額な手数料を請求する業者もありますので、相場の範囲内であることを必ず確認しておく必要があります。
さらに、債権を譲渡してから、どれくらいで現金を振り込んでもらえるのかを確認しましょう。銀行系ファクタリングであれば、審査に時間がかかりますのでその分の日数も考えておかなかればなりません。
償還請求権の有無については貸し倒れとなったときに重要な事項ですので、不利な契約になっていないか、しっかり見ておきましょう。
ファクタリング会社は、それぞれの会社で独自の基準が設定されています。損のないよう他社と比較検討した上で選ぶようにしてください。
ファクタリング手数料が安い業者
ファクタリングの手数料は、譲渡する債権の額の大きさや信用性、2社間または3社間のいずれを選ぶかによって違ってきます。また、ファクタリング会社それぞれで手数料を設定しているので、基本的に手数料が安い会社と高い会社が存在します。
ちなみに、銀行系・ノンバンク系それぞれで手数料の安いおすすめ業者はこちらです。
【銀行系ファクタリング会社】
- 東京スター銀行
- 関西未来銀行
- 三菱UFJファクター
【ノンバンク系ファクタリング会社】
- 株式会社三共サービス
- 株式会社トップ・マネジメント
売掛先との共倒れ防止にファクタリングを！
売掛先が、提供したサービスに対する代金を支払うよりも前に倒産してしまった場合には、売掛金を回収することができなくなってしまいます。
もし、実際にそのようなことが起きてしまえば黒字倒産や連鎖倒産といった事態も起こりかねません。ファクタリングによって現金化する仕組みが整えてあれば、万が一の事態を回避することができるでしょう。
しかし、ファクタリングを利用するためには手数料が発生しますし、信頼できないファクタリング会社を選んでしまっていては、それも一つの不安要素になってしまいます。
ですから、ファクタリング会社選びは慎重に行う必要があるのです。
ファクタリング会社の中には悪徳な業者も存在する
ファクタリング会社を選ぶ上で知っておくべきことは、会社の中には悪徳な業者も存在するということです。
資金繰りの改善を最優先するあまり、ファクタリング会社をしっかり比較せずに決めてしまうことで、間違った選択をしてしまうことも考えられます。
悪徳なファクタリング会社を選んでしまえば、法外な手数料が必要となったり、正規取引以外の費用を請求されたり、といったことで後々問題になってしまいます。
もし、安全にファクタリングを利用したいという場合であれば、まずは名の知れた銀行系ファクタリングを中心に検討していくようにしましょう。
まとめ：ファクタリングおすすめ会社を紹介
業者選びが難しいファクタリング会社について、選び方や注意点を交えておすすめ業者を紹介していきました。ファクタリングは、急に現金が必要となったときなどに役立つ資金調達の方法です。しかしながら、現金化を急ぐあまり表面上の情報だけで適当に業者を選んでしまうと大きな失敗につながり、今後の会社運営にも影響を及ぼしかねません。
手数料や、契約内容は時間をかけて確認するようにしてください。自社の持つ売掛債権の額や信頼性など条件を的確に把握した上で、不利の無い取引が行えるよう業者を見定めましょう。
