2020.10.1

銀行金利の利息について!利息の返済方法や概要を解説!

「銀行から借入を検討しているが利息が気になる…」

「利息はできるだけ少ない方がいい…」

このような方はいらっしゃいませんか?

銀行から資金を借り入れるとき、必ず気になるのが金利(利息)でしょう。

普段中々知ることのできない銀行金利ですが、資金調達をした後ほとんどの事業者の方が、利息の支払いを行うことになります。

そこで本記事では、銀行の金利について詳しく解説していきます。

借入金利息は借入した機関によって異なる

融資を申し込む金融機関を大きく分けると、以下の3つに分類されます。

1.民間の銀行

2.政府系金融機関

3.ノンバンク系の会社

分類は大きく3つですが、金利はそれぞれの金融機関によって異なります。

銀行の金利について

この記事の主役となる、1の民間の銀行について詳しく掘り下げていきましょう。

銀行には、

・大手都市銀行

・地方銀行

・信用金庫

などがあります。

大手都市銀行は、三菱東京UFJ銀行/三井住友銀行/みずほ銀行/りそな銀行などの都市部を本拠地にしている規模が大きい銀行を指します。

メインの顧客は大企業で、これらの都市銀行からプロパー融資を受けるためには大体年商10億ほどが目安だとされています。

もちろん、それよりも小さい規模の企業や中小企業事業にも融資を行っていますが、信用保証協会を付けたり、銀行と付き合いが長い企業がほとんどです。

金融商品の品揃えも多く、情報提供も頻繁にしてくれるのが銀行のメリットです。全国的に展開していることから融資のための資金調達のコストが押さえられ、金利が低い傾向にあります。

ただし金利が低い分融資額は大きくなるため、貸し倒れがないように業績の良い会社に融資する傾向があります。

地方銀行の金利について

地方銀行は、地方に本店を置いて地域に特化した取引を行う銀行で、一般社団法人全国地方銀行協会、あるいは一般社団法人第二地方銀行協会に参加する必要があります。

全国地方銀行協会に参加している地方銀行を「第一地方銀行」、第二地方銀行協会に加入している銀行を「第二地方銀行」と呼び、第一地方銀行の方が歴史が古い銀行が多いため、規模も大きい傾向にあります。

地方単位で展開していることから金利の水準は銀行の中でも平均的ですが、地方によって規模が異なるため、中には都市銀行並みの取引を行っているところもあるようです。

信用金庫の金利について

信用金庫、または信用組合は前述の2つと比べると規模は小さめで、より地域に密着した金融機関です。

信用金庫全体の理念として「地域で集めた資金を、その地域の中小企業や個人に還元して地域社会の発展に寄与する。」があることに起因しています。

信用金庫の融資を受けるためには、組合員あるいは会員になる必要があります。資金調達は都市銀行ほど簡単ではないこともあってか、少額を高金利で貸すケースが多いです。

あくまでも都市銀行などと比較した場合ですので、ノンバンク系と比較した場合はその限りではありません。

利息は種類ごとに返済方法が変わるの?

融資を受けた後利息を付けて返済する場合は、「一括返済」と「分割返済」の2種類の方法があります。

一括返済は、文字通り借入金とそれまでの利息を一括で返済することで、短期間で借り入れた融資などの返済に用いられることが多くあります。

分割返済は、完済するまで複数回にわけて借入金を返済する方法で、全て返済するまで元本は減少するので、利息の額面もそれに伴って減っていきます。

利息は下げられるの?

銀行から融資を受けるときに少しでも抑えたいのが金利(利息)です。

利息を下げるためには、

・会社の業績を向上する

・計画書を細部まで丁寧に作成する

・会計処理の際「中小企業の会計に関する指針」を参考にする

といった方法があります。

「中小企業の会計に関する指針」 は商工会議所や税理士連合などが定めており、適切な会計処理のための指針として用いられます。

まとめ:銀行金利の利息について!利息の返済方法や概要を解説!

融資を受ける際つい銀行をひとまとめにしてしまいますが、今回ご説明したように規模や形態によって、金利にもそれぞれの特徴があることが分かりました。

また、利息の支払い方や申請前の対策など、利息を抑える方法もあわせてご紹介しました。銀行からの融資をご検討されている場合は、ご紹介したポイントをぜひご参照ください。

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