景気が傾くなか、自己破産をしなければならない状況に陥ってしまった経営者の方もいるでしょう。その際、「永久にクレジットカードを作れないのではないか」と心配する方もいるのではないでしょうか？
結論から先にお伝えすると、クレジットカードは永久に作れないということはなく、一定期間経過すればクレジットカードを再度作成することは可能です。
では、クレジットカードを作成するためには、どのようなポイントに注意しなければならないのでしょうか？
本記事では、破産後にクレジットカードを作成する際のポイントについて解説していきます。
Contents
利用するクレジットカード会社が大事！破産後に作成する際のポイント
破産後にクレジットカードを作成する場合、会社選びが重要です。そこで、ここではクレジットカード会社を選ぶポイントを紹介していきます。
まず1つ目のポイントは、KSCの会員ではない団体のクレジットカードを選ぶことです。KSCの場合、破産の登録情報が消されるまで10年かかります。一方、CIC・JICCの場合は5年となっているため、最短で5年経過すればクレジットカードを作成することができます。
2つ目のポイントは、債権者の会社へ申し込まないことです。先程説明したように、5年また10年経過した場合、信用情報機関に登録されている破産情報は消されますが、債権者であった会社では残っているケースがほとんどです。破産したという情報が消されなければ、再度審査を通すことは難しいため避けましょう。
3つ目のポイントは、一度に複数の会社に申し込まないことです。クレジットカードの審査に落ちたという情報も信用情報機関に登録されてしまいます。また、一度に複数の会社に申し込みを行うと申し込みブラックといって、信用情報に傷をつけてしまいます。そのため、複数の会社に申し込まないように注意しましょう。
破産後でもクレジットカードの審査を通しやすくするポイントとは
ここからは、破産後でもクレジットカードの審査が通過しやすくなる3つのポイントについて解説していきます。
まず1つ目のポイントは、連絡先があることです。緊急時に連絡が取れることは、お金を貸す側、つまりクレジットカード会社からしたら安心ポイントとなるため重要です。審査する上で、住所や固定電話を持っているかどうかが重要です。
2つ目のポイントは、安定した収入があることです。当然クレジットカードを利用した分は必ず返済しなければなりません。そのためには、返済能力、つまり安定した収入があるかどうかが重要となります。
3つ目のポイントは、クレジットカードの利用履歴があることです。これを、クレジットヒストリーと呼び、信用情報機関に情報が登録されています。クレジットカードの利用状況だけではなく、ローンや返済履歴なども記されています。
破産後にクレジットカードの審査に落ちてしまった場合の対策法
破産後にクレジットカード申し込みを行ったら、「審査に落ちてしまった……」なんてことも少なくありません。では、その後すぐに別のクレジットカード会社に申し込みを行ってもよいのでしょうか？どのような対策を行うことがベストなのか紹介します。
クレジットカードの審査に落ちると、クレジットカードの作成ができないだけではなく、クレジットカード会社の審査に落ちたということも信用情報機関に登録されてしまいます。
そのため、別のクレジットカード会社に申し込みを行ったとしても、信用情報機関で情報を取得すると、審査に落ちてしまったことがすぐにバレてしまいます。この履歴は「半年間」残りますので、その期間経ってから別の会社に申し込みしましょう。
半年間経過してから別のクレジットカード会社を選ぶ際には、インターネットなどで審査の甘い会社を探して、それから申し込みしましょう。
まとめ：破産後クレジットカードの審査に通過する方法について解説！
いかがでしたでしょうか？破産したからといって、永久的にクレジットカードを作成できなくなるというわけではなく、一定期間経過すれば、再びクレジットカードを作成することができるようになります。
破産歴があってもクレジットカードを作成したいという方は、今回紹介したことを参考に、クレジットカード会社に申し込みを行ってください。
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